人間サリンジャーの生き方を美化せず、
作家サリンジャーの書き方を徹底してリスペクトする。
その徹底ぶりの潔さを、僕もリスペクトする。すごく。

- 柴田 元幸(アメリカ文学研究者・翻訳者)

サリンジャーの作品をよく知っている人にとっては、
深くうなずくところがあるとともに、快い驚きがあるだろうし、
知らない人にとっては、サリンジャーの奥深い作品世界への魅力的な入り口になるだろう。

- 金原 瑞人(翻訳家)

世界でいちばん有名な青春小説は、あまりにも辛い戦争体験と錯綜する師弟関係なくしては、決して書かれえなかった。最新の伝記をもとに描き出される時代の寵児サリンジャーの隠遁の秘密は、観る者すべてに人生の叡智を与えてくれるだろう。

- 巽 孝之(慶應義塾大学教授 
アメリカ文学専攻)

友人も家族も恋人も恩師も、小説を書く上では、なんの役にも立たない。
『ライ麦畑でつかまえて』を書いた男は、誰にもつかまえられることなく、伝説の中にいる。
今もなお。

- 佐藤 友哉(作家)

小説の中でホールデン少年が語りかけている相手はサリンジャー自身だったのだと感じた。
たったひとつ、彼が書くことで求めた見返りは、自分自身を救うことだったのかもしれない。

- 羽賀 翔一(マンガ家)

きっと僕も、彼を苦しめたファンの1人に違いない。
彼の人生は思いのほか長編になってしまったようだ。
彼自身が、キャッチャー・イン・ザ・ライそのままじゃないか、と思ってしまった。

- 古舘 佑太郎(俳優)

素直で正しくて美しくて素朴な作品だと思う。
想像力を必要とする何かを作り出すことに携わってる人には、特におすすめします。
自分自身大事なことに気付かされたし、意欲が湧いてきました。
この作品を作った方々に感謝します。

- 浅井 健一(ミュージシャン)

たった一つのことしかできない人間が、
自分をごまかさず生きようとする、凄さと切なさ。胸を打たれた。

- 小川 洋子(作家)

どこにも行き場のない青年が、一人の教師との出会いで変わっていく。
心の奥底にある声が物語として動き出し、やがて世界に響き渡る。
サリンジャーはこうしてサリンジャーになった。
その奇蹟が、観客の魂を振わせる。

- 都甲 幸治(翻訳家・早稲田大学教授)

「世界一有名な作家の一人で世界一愛された作品を書いたのに、
謎めいた生涯を送った男」というのがますます魅力的。
この映画でサリンジャーをつかまえろ!

- 間室 道子(代官山 蔦屋書店
文学コンシェルジュ)

こんな作品を観たあとで、自分を偽物だと思わずにいられるだろうか。(「週刊文春エンタ!」)

- 東山 彰良(作家)

もう70年も全ての時代の “心に茨を持つ少年や少女達” を熱狂させて来た
サリンジャーの人生が、こんなにも壮絶で孤独なものだったとは驚愕!
今再び、彼の言葉に強く触れたい気持ちで一杯です。
ニコラス・ホルトの熱演にも歓喜と感動!

- カジヒデキ(ミュージシャン)

サリンジャーについて考えると、
インチキが許せない少女の私が顔を出すのは一体何故だろう。

- 柚木 麻子(作家)

世界を共感させた誰もが知る名作を生み出したサリンジャーの
誰よりも孤独だった人生の物語に私は心から夢中になった。
この映画は今の多くの映画のような派手な演出は無い。
しかしこの映画がを見て得る感動は今の多くの映画では得られない本物の感動だ。

- 栗俣 力也(TSUTAYA 仕掛け番長)

映画を観ているうちに原作が気になりとても読みたくなりました。
サリンジャーの執筆に対する意欲がすごく、
作業に不要なものは全て排除して執筆していた所が印象的でした。
原作をまだ読んでいないことに後悔しました。

- 長尾 弘美
(TSUTAYA BOOKSTORE
神谷町駅前店 店長)

「作品に人生全てをかける」という言葉の意味を初めて知った気がした。
感じたのは、1冊の本への著者の想いはこんなにも深いのかということ。
この映画を見てなんだか「本」が今までより好きになりました。

- 金谷 和歩(TSUTAYA
西五反田店 スタッフ)